大細胞型B細胞リンパ腫における一次治療後の予後バイオマーカーとしての段階的変異体支持循環腫瘍DNA:DIRECT研究からの知見。

原題
Phased Variant-Supported Circulating Tumor DNA as a Prognostic Biomarker After First-Line Treatment in Large B-Cell Lymphoma: Findings From the DIRECT Study.
背景:循環腫瘍DNA(ctDNA)段階的変異体(PV)は、大型B細胞リンパ腫(LBCL)における反応評価を改善するために、超高感度微小残存病変(MRD)検出を可能にする。

方法:DIRECTは、患者1人当たり数百のPVを捕捉するリンパ腫カスタマイズされたオープンソースのctDNAアッセイを用いたプロスペクティブなマルチサイト研究であり、ランドマーク解析では一次治療(EoT)終了時のPV MRDを評価した。

結果:EoT PV MRDは155人の患者で利用可能であった。2年無増悪期間は、PV MRDが検出された患者で42%であったのに対し、検出されなかった患者では95%であった(p<.001;HR 13.7)。アントラサイクリン治療を受けた患者では45%対96%(p<.001;HR 15.4)であった。患者特異的LoD95は100倍を超えて変動し、一部の患者では、形質転換濾胞性リンパ腫を含め、再発することなくPV MRDが持続していた。 結論:EoT PV MRDは、放射線学よりも優れた感度の高い独立した予後ツールであり、試験およびケアに組み込む価値がある。 Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6) DOI: 10.1200/JCO-25-01587
PMID: 41428995

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