原題
Long-term outcomes of S-1-based chemoradiotherapy in inoperable elderly patients with esophageal carcinoma: A multicenter, randomized, phase III clinical trial.
背景:第III相試験では、70歳以上の手術不可能な食道扁平上皮癌患者を対象に、経口S-1を併用した同時統合ブースト放射線療法(SIB-RT)と放射線療法単独を比較した。
方法:ステージII〜IVの手術不能ESCCにおける多施設無作為化試験;一次エンドポイントOS;二次エンドポイントPFS, RMST, 失敗パターン;追跡期間中央値75か月。
結果:CRTCTは全生存期間を改善し(HR 0.74, 95%信頼区間57-0〜0.95, P=0.02),5年全生存期間は34.1%対23.6%;PFSは31.1%対20.9%;RMSTは33か月対27か月(P=0.02)。局所領域失敗は減少した(HR 0.64, P=0.02);遠隔/混合失敗は同様であった。
結論:SIB-RT+S-1は長期生存を有意に改善し、高齢の手術不能ESCCに対する標準選択肢と考えられる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111334
PMID: 41412437
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