大細胞型B細胞リンパ腫における一次治療後の循環腫瘍DNAの測定可能な残存病変のプロスペクティブ検証。

原題
Prospective Validation of Circulating Tumor DNA Measurable Residual Disease After First-Line Therapy in Large B-Cell Lymphoma.
背景:治療終了時のPET検査は、大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)の陽性適中率に限界がある。PhasED-Seqを用いた循環腫瘍DNA(ctDNA)の測定可能な残存病変(MRD)は、予後判定を改善する可能性がある。

方法:プロスペクティブなHOVON-902コホートでは、患者は第一選択の治癒的治療を受けた。腫瘍生検または治療前血漿から段階的変異体を同定し、EOT ctDNA-MRDの状態をIPIおよびEOT PET-CTとPFSおよびOSについて比較した。

結果:136例中134例(99%)にPVが同定された。EOT時には、17%がMRD陽性であった。3年PFSは17%(MRD+)対85%(MRD-)(HR 9.8)、OSは43%対92%(HR 7.7)であった。MRDは独立した予後因子であり、2年PFSのMRD PPVはPETよりも高かった(68%対56%、p≦.001)。NPVは同程度であった。

結論:PhasED-Seq ctDNA-MRDは、アウトカムを確実に予測し、反応評価に統合する価値がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-01712
PMID: 41385760

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