前庭神経鞘腫における定位脳手術後の偽進行と真の腫瘍増殖との鑑別:容積測定および臨床軌跡解析。

原題
Distinguishing pseudoprogression from true tumor growth after stereotactic surgery in vestibular schwannoma: a volumetric and clinical trajectory analysis.
背景:前庭神経鞘腫はしばしば真の進行(TP)に似た一過性の放射線手術後の腫脹(偽進行、PP)を示す。本研究では、時間アンカー付き容積測定ルールおよび成長パターンとアウトカムとの相関を検証した。

方法:単回SRS後の259 VSの後ろ向きレビュー。24ヵ月以上の連続MRIでセグメント化された腫瘍。PP:早期>20%の上昇とその後の低下;TP:持続的な後期成長。転帰:聴覚および脳神経機能。

結果:4つのクラスター:早期PP 35.5%、後期PP 11.2%、安定41.3%、TP 12%。PPルール感度86%、特異度93%(AUC 0.92);TPルールAUC 0.90。使用可能な聴力はPP/安定群で86%以上維持されたのに対し、TP群では61%であった(p<0.01)。 結論:時間アンカー体積基準はPPとTPを区別する。これらは、時宜を得た治療を可能にしながら、早期のサルベージ療法を回避することができる。 Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6) DOI: 10.1186/s13014-025-02753-1
PMID: 41382184
Open Access

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