MET増幅を伴う進行非小細胞肺癌におけるベブレチニブ(KUNPENG):単群、多コホート、多施設共同、第2相試験。

原題
Vebreltinib in MET amplification-driven advanced non-small-cell lung cancer (KUNPENG): a single-arm, multi-cohort, multicentre, phase 2 study.
背景:MET増幅はNSCLCのサブセットを駆動し、既存のMET阻害薬に対する反応は限られている。選択的MET阻害薬であるベブレチニブを評価した。

方法:KUNPENGは、多施設単群第2相試験であり、MET増幅(コピー数6以上)を有する進行NSCLCを有するMET阻害薬未投与の成人を登録した。86人の患者が、進行するまで1日2回のベブレチニブ200 mgを投与された。主要評価項目は客観的奏効率(盲検下でのレビュー)とした。

その結果,PRは42/86例(ORR 48.8%,95%信頼区間38.4-3-59),Grade 3以上の有害事象は31%,重篤な有害事象は19%に認められ,治療関連死は11例,うち1例は薬物関連と考えられる肝臓死であった。

結論:VebreltinibはMET増幅進行NSCLCに対して抗腫瘍活性を示したが、有意な毒性を示した。さらなる検証が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00594-7
PMID: 41365311

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