原題
Risk of cardiovascular-related death after radiotherapy for thoracic cancer.
背景:胸部放射線療法後の心毒性は主要な関心事であり、本研究では癌部位による心血管関連死(CVRD)リスクを評価した。
方法:胸部放射線療法2000-2020で治療された患者を、死亡率、Fine Gray競合リスク、SMR、AER、およびCox回帰を用いて分析し、リスクを比較し、予測モデルを構築した。
結果:放射線療法は一般集団と比較してCVRDを増加させた(AER 28.59;SMR 2.37、95%CI 33-2~2.40)。右側治療は左側よりもCVRDが低く(HR 0.84、95%CI 79-0~0.89)、左下肺は上肺を上回った(HR 1.11、95%CI 01-1~1.22)。左下肺のモデルはCindex 0.67(95%CI 67-0~0.68)であった。
結論:胸部放射線療法はCVRDリスクを上昇させ、左下部肺癌で最も高く、このモデルはリスク層別化に役立つ。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02770-0
PMID: 41366796

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