微小および肉眼的乳癌放射線療法におけるポアソンLQ TCPモデルの検証。

原題
Poisson LQ TCP Model Validation in Micro- and Macroscopic Breast-Cancer Radiotherapy.
背景:乳房RT試験を用いて、腫瘍体積の不均一性、放射線感受性の変動性および時間効果を組み込んだポアソンLQ TCPモデルを検証した。

方法:START A/B, FAST-ForwardおよびEBCTCGからの5年局所制御に適合させ,アジュバントおよびRT単独データを組合せ;推定α,β,α/β,σα,容積スケーリング,故障までの時間および残留クロノゲン計数;シミュレートした手術前養生法。

結果:モデルは5年LCを再現した。残存クローンゲン約125;時間効果0.58 Gy/日(対0.60 Gy/日START)。5 mmでは、単回23 Gy→>99.9%LC;10分割約98%。10 mmでは、単回>98%。コントロールはサイズとともに低下した;4 cmを超える場合、90%LCを超えるレジメンはなかった。

結論:ボリューム認識ポアソンLQ TCPモデルは、乳房RT制御を確実に予測し、検証が行われるまでの個別化された投与の指針となる可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.11.008
PMID: 41290049

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