原題
Impact of Persistent Hypogonadism on Overall Survival After Androgen Deprivation Therapy in Localized Prostate Cancer Patients: Long-Term Prospective Data.
背景:前立腺癌の全生存(OS)に及ぼすアンドロゲン枯渇療法(ADT)後の持続性性腺機能低下症の影響は明らかでない。
方法:中/高リスク患者は2つの無作為試験で6, 18, 36か月のADTと放射線療法を受けた。テストステロン回復と10年OSを比較し(ログランク検定),多変量Coxモデル(年齢,パフォーマンス,共存症,PSA, Gleason, ステージ,ADT期間)とランドマーク分析は不滅の時間バイアスを扱った。
結果:追跡期間中央値16.6年。回復率:76.7%、58.6%、45.3%;回復までの期間中央値1.64年、3年、5年。10年OSは回復群の方が高かった(77%対61%、73%対51%、78%対62%、いずれもP<.001)。多変量ランドマーク解析では、回復が独立した予測因子であることは示されなかった。
結論:ADT後の持続性性腺機能低下症は、特に高齢の併存疾患を有する患者では生存率の低下と関連しており、解析は事後デザインによって制限される。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.09.062
PMID: 41275412

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