原題
Artificial intelligence and radiologists in pancreatic cancer detection using standard of care CT scans (PANORAMA): an international, paired, non-inferiority, confirmatory, observational study.
背景:膵管腺がん(PDAC)は造影CTで見逃されることが多いため、予後不良である。PANORAMA研究は、放射線科医と比較してPDACのAI的な検出を評価するためのオープンソースの国際的ベンチマークを確立した。
方法:対になった非劣性観察研究。AIは2,310人の患者で訓練/調整され、1,130人の患者の隔離されたコホートで試験された。マルチリーダー研究では、68人の放射線科医が391症例のサブセットを評価した。参照基準:組織病理学および3年以上の臨床追跡調査。主要評価項目:AUROC(非劣性マージン0.05)。
結果:患者3,440名(32%がPDAC)のうち、テストセットのAI AUROCは0.92(95%信頼区間0.90-0.93)であった。読影者サブセットAIでは、AUROCは0.92対放射線科医は0.88であり、AIは非劣性(p<0.0001)および優位(p=0.001)であった。
結論:AIシステムは、PDAC検出のためのルーチンCT上で放射線科医よりも優れており、早期診断とアウトカム改善の可能性を示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00567-4
PMID: 41275871

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