同時統合ブースト技術を用いた寡分割陽子線治療で治療された局所進行膵癌の転帰に対する治療順序および線量反応の影響。

原題
Impact of treatment sequence and dose response on outcomes in locally advanced pancreatic cancer treated with hypofractionated proton beam therapy using simultaneous integrated boost technique.
背景:LAPCにおける寡分割SIB PBTの効果と安全を評価する。

方法:SIB PBT(10分割、45-50 Gy[RBE]ブースト)で治療した225のLAPCのレビュー。グループ:導入後の安定した疾患後のI PBT(48.9%)、進行後のII(15.6%)、III PBT、その後の維持化学療法(35.6%)。

結果:OS中央値は初回治療から24.2ヵ月、PBTから19.5ヵ月であった。I群はII/III群よりもOSが長かった(31.1ヵ月対21.1ヵ月および19.1ヵ月、p<0.05)。50 Gy(RBE)はOSを改善した(25.6ヵ月対19.3ヵ月、p=0.001)。ほとんどの急性毒性はグレード1-2、晩期グレード3以上のGIは4%。 結論:SIB PBTは、特に導入化学療法による疾患制御後に実行可能で有効であり、用量反応は前向き検証が必要である。 Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5) DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111295
PMID: 41271172

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