DESTINY-Breast01、DESTINY-Breast02及びDESTINY-Breast03のHER 2陽性の転移性乳癌患者を対象とした、トラスツズマブデルクステカン及び関連するバイオマーカーに対する最良確定奏効による併合解析。

原題
Pooled analysis by best confirmed response to trastuzumab deruxtecan and related biomarkers in patients with HER2-positive metastatic breast cancer from DESTINY-Breast01, DESTINY-Breast02, and DESTINY-Breast03.
背景:DESTINY-Breast01/02/03では、HER 2陽性mBCにおけるT-DXdの奏効率は62%/70%/79%と報告されている。

方法:5.4 mg/kgのT-DXdを投与された834人の患者のプール分析は、(B)ICR RECIST v1.1、PFS、OS、安全性、およびバイオマーカーによって反応を評価した。

結果:CR 125例(15%)、PR 477例(57.2%)、ノンレスポンダー232例(27.8%)。CR患者は以前のレジメンが少なく、内臓/脳/骨の疾患が少なかった。24ヵ月PFS:77.8%(CR)、46.3%(PR)、20.6%(ノンレスポンダー)、36ヵ月OS:88.6%、54.0%、35.9%。重篤なAE、中止およびILDはCR群の方が低かった。レスポンダーはHER2血漿コピー数が多く、ESR1発現/突然変異が低く、ctDNAが低かった。

結論:CRはPFSおよびOSの延長と相関しており、広範なHER 2陽性mBCにおけるT-DXdを支持しており、非奏効者は依然として満たされていないニーズである。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.11.007
PMID: 41260262

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