低リスクびまん性大細胞型B細胞リンパ腫における早期ポジトロン放射断層撮影反応に適応した治療:非盲検、多施設共同、ランダム化、非劣性第3相試験。

原題
Early Positron Emission Tomography Response-Adapted Treatment in Low-Risk Diffuse Large B-Cell lymphoma: an open label, multicenter, randomised, non-inferiority phase 3 trial.
背景:予備的データは、中間PETが限局期DLBCLの治療期間の指針となり得ることを示唆している。この第3相試験では、aaIPI=0の患者を対象に、2 R-CHOPサイクル後のPET反応の適応を検討した。

方法:LNH2009-1Bは650人の未治療DLBCL患者(年齢18-80, aaIPI=0)をPET適応(n=319:PET2陰性→トータル4 R-CHOPの場合;PET2陽性→6)対標準6サイクル(n=331)にランダム化した。

結果:PET適応の77.7%がPET2陰性であった。3年PFSは92.0%対89.2%(PET適応対標準;p=0.070)。非劣性は満たされた(HR 0.72、95%CI 47-1.12、p<0.0001)。グレード3以上のAE(54.7%対62.7%、p=0.046)および重篤なAE(9.5%対14.2%、p=0.039)が少なかった。 結論:早期PET検査適応デ・エスカレーションは,低リスクDLBCLの治療効果を損なうことなく副作用を軽減した。 Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63) DOI: 10.1016/j.annonc.2025.11.006
PMID: 41260259

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