骨転移に対する放射線療法後の短期および長期生存者における生活の質の経過。

原題
Course of quality of life in short- and long-term survivors after radiotherapy for bone metastases.
背景:骨転移は疼痛を引き起こし、生活の質(QoL)を低下させる。生存率の改善に伴い、外照射療法後の長期QoLは十分に研究されていない。

方法:今回の+コホート(n=1,976)から、ベースラインデータおよび患者自身の報告によるQoL(EORTC QLQ-C15 PAL、QLQ-BM22)を5年まで収集し、オランダの参照データと比較した。

結果:生存期間中央値は9.5ヵ月であり、23%が短期(3ヵ月未満)、46%が中期(3ヵ月~2年)、31%が長期(2年以上)であり、67%がQoL評価を完了した。長期生存者は、放射線療法後4週間から、全般的なQoL、身体的および情緒的機能の顕著で持続的な改善、および機能的干渉の減少を示し、短期生存者を上回り、集団標準をわずかに下回った。

結論:約1/3はほぼ基準に近いQoLで2年以上生存しており、短期的な緩和と長期的な目標のバランスをとった個別化ケアが必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111284
PMID: 41248698

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