原題
Carbon Ion Versus Photon-based Stereotactic Ablative Radiation Therapy for Patients with Choroidal Melanoma.
背景:脈絡膜メラノーマに対する炭素イオン放射線療法(CIRT)と光子定位放射線治療(SABR)の間のこれまでの直接比較は存在しない。この研究では、比較結果を評価した。
方法:2001-2021年に治療した346人の局所脈絡膜メラノーマ患者(CIRT n=282、SABR n=64)の後ろ向きコホート;線量中央値はCIRT 70 Gy(14 Gy/fx)とSABR 60 Gy(15 Gy/fx)であった。傾向スコアマッチングを実施した。一次エンドポイント:無増悪生存期間(PFS)、二次エンドポイント:全生存期間、局所/遠隔再発、眼球摘出術。
結果:マッチング後、5年PFSはCIRTの方が高かった(69.0%対56.5%、p=0.024)。CIRTは5年局所再発(5.6%対13.4%、p=0.025)および眼球摘出術(8.5%対24.2%、p<0.001)を減少させた。20/200以上の視力はCIRTで低下が少なかった(64.7%→23.7%対64.1%→6.3%、p=0.005)。
結論:CIRTはSABRよりも優れたPFS、局所制御、視力と眼の温存を示した。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101915
PMID: 41244623

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