原題
Discordance in Creatinine- and Cystatin C-Based eGFR and Clinical Outcomes: A Meta-Analysis.
背景:シスタチンC対クレアチニンからの推定GFRは異なる可能性があるが、有病率および予後の重要性は不明である。
方法:シスタチンCとクレアチニンを同時に有するCKD予後コンソーシアムコホート(23コホートの外来患者821,327名、2コホートの入院患者39,639名)の個人レベルのメタアナリシス(2024年4月、2025年8月に合成されたデータ)。一次曝露:eGFRcysがeGFRcrより30%以上低い。アウトカム:総死亡および心血管死亡、アテローム動脈硬化性心血管疾患、心不全、および補充療法を必要とする腎不全。
結果:外来患者の11%と入院患者の35%で大きな負のeGFRdiffが発生した。外来患者(平均追跡期間11年)では、総死亡(HR 1.69)、心血管死亡(HR 1.61)、ASCVD死亡(HR 1.35)、心不全死亡(HR 1.54)、および腎不全死亡(HR 1.29)の増加と関連していた。
結論:eGFRcrより30%以上低いeGFRcysは一般的であり、心血管および腎臓の転帰不良を独立して予測する;シスタチンCはリスク層別化を改善する可能性がある。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2025.17578
PMID: 41202182

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