原題
Decrease in dose per fraction impairs the FLASH sparing effect in murine intestine model.
背景:FLASH放射線療法は正常組織毒性を減少させるが、臨床分画によるその利点は不明である;本研究では急性胃腸マウスモデルで試験した。
方法:C57BL/6マウスに腹部CONVまたはFLASH電子線を3つのレジメンで照射した:単回照射、2日間にわたる2回照射、または10回照射。用量漸増法では全生存期間を用いて毒性を評価し、FLASH用量の変更因子(DMF)はNTCP曲線から算出した。
結果:単回照射FLASHは毒性を温存し(平均DMF 1.14)、2つの分画は最小限の温存を示し(DMF 1.03)、10の分画は温存を示さなかった(DMF 1.00)。
結論:FLASH保護は適度な分割で低下し、10分割では存在しないことから、1分割あたりの線量が低い場合のベネフィットは限定的であることが示唆され、さらなる研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111262
PMID: 41192770

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