乳癌への同時統合ブースト照射を受けたフィッツパトリック皮膚タイプの高い寡分割患者における皮膚炎の重篤度を低下させる低コストポリウレタンフィルムの有効性:患者内ランダム化比較試験。

原題
Effectiveness of low-cost polyurethane film in reducing dermatitis severity in breast cancer patients with higher Fitzpatrick skin types undergoing hypofractionated irradiation with simultaneous integrated boost: An intrapatient randomized controlled trial.
背景:放射線皮膚障害は寡分割アジュバント全乳房放射線療法(WBRT)の最も一般的な副作用である。本研究では、予防的ポリウレタンフィルムドレッシングが皮膚炎の重症度を低下させるかどうかを検証した。

方法:34人の患者を対象とした患者内無作為化対照試験;腫瘍床ブーストを伴う寡分割WBRT中に、片方の胸の半分にフィルムを投与し、もう片方を対照とした。結果:CTCAEv5、CSSP、RISRAS。

結果:4人の患者に一過性の外側縁浮腫が認められた。RT終了時、CTCAEv5グレード2以上は0%(フィルム)対約40%(対照)であった(p<0.05)。1ヶ月後の割合は12.9%対約33%であった(p<0.05)。CSSP 2対3およびRISRAS 6対7の中央値(p<0.05)。患者の症状は改善し、グレード3-4のイベントはなかった。 結論:予防用ポリウレタンフィルムは、Fitzpatrickスキンタイプ3-5における急性放射線皮膚炎と症状緩和のための安価で有効な手段である。 Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11) DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.10.035
PMID: 41187861

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