原題
Preoperative Stereotactic Radiosurgery for Brain Metastases: A Phase 1 Dose Escalation Study Demonstrating Reduced Leptomeningeal Disease.
背景:術前定位放射線手術(SRS)は、腫よう細胞を死滅させることにより脳転移切除後の結節性軟膜疾患(nLMD)を減少させる可能性がある。本研究では、安全性および比較アウトカムを評価した。
方法:2-6 cmの腫瘍に対する術前単回SRS(12および15 Gy)の第1相用量漸増試験;CTCAE v4.0による有害事象。拡大レトロスペクティブコホート:術前(n=95)対過去の術後(n=107)。Kaplan-MeierおよびCoxモデルによるアウトカム。
結果:15 Gyの忍容性は良好であり、4-6 cmの腫瘍では用量制限毒性は認められなかった。術前SRSはnLMDを低下させた(7.4%対27.1%、p=.002)。古典的LMD、局所再発、および全生存期間中央値(12.8ヵ月対12.3ヵ月)は同程度であった。nLMDの多変量HR=0.18(95%CI.07-0.43、p<.001)。
結論:術前15 Gy SRSは2-6 cmの腫瘍に対して安全であり、制御または生存を損なうことなくnLMDを有意に低下させ、さらなる研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101882
PMID: 41142182

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