原題
The clinical relevance of tertiary lymphoid structures in assessing treatment response in muscle invasive bladder cancer.
背景:筋層浸潤性ぼうこう癌(MIBC)に対しては根治的ぼうこう摘除術が標準であり、放射線療法(RT)はぼうこうを温存するが、20-30%はサルベージぼうこう摘除術を必要とする。術前補助化学療法(NAC)の有益性はわずかである。三次リンパ構造(TLS)は、予後/予測バイオマーカーの候補である。
方法:RTまたはNACを受けたMIBC患者からの治療前TURBT標本を、TLSの存在、密度、成熟および免疫サブセットについて多重免疫組織化学によって評価し、応答および生存との関連を別々に分析した。
結果:TLSはRT患者の83%で今回のであった。より高いTLS密度および成熟は、RT反応と相関し、全生存率およびがん特異的生存率を改善した;密度は、反応者ではB細胞およびTregと相関し、非反応者ではCD8+T細胞と逆相関した。NACコホートではTLSとの関連は認められなかった。
結論:TLS密度と成熟はMIBCにおけるRTの有益性を予測し、前向きな検証に値する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.09.056
PMID: 41135713

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