原題
Improved Survival with Enzalutamide in Biochemically Recurrent Prostate Cancer.
背景:EMBARK(第3相)は以前に高リスクの生化学的に再発した前立腺癌においてエンザルタミド+ロイプロリドまたはエンザルタミド単独がロイプロリドより無転移生存を改善することを示した;全生存は報告されないままであった。
方法:患者をエンザルタミド+ロイプロリド、ロイプロリド単独、またはエンザルタミド単独に1:1:1の割合で無作為に割り付けた。一次エンドポイントは無転移生存期間とし、全生存期間はαをコントロールした重要な二次エンドポイントとした。事前に規定した副次評価項目及び探索的評価項目を記述的に要約した。
結果:8年後、全生存率は78.9%(併用群)対69.5%(ロイプロリド群);HR 0.60、P<0.001。単独療法のOSは73.1%(HR 0.83、P=0.19)であった。副次的アウトカムおよび安全性は、過去の報告と一致していた。
結論:エンザルタミド+ロイプロリドは、ロイプロリド単独と比較して全生存期間を有意に延長したが、エンザルタミド単独療法では延長しなかった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2510310
PMID: 41124201
コメント