再発リスクが中等度または高い切除可能な肝細胞癌患者における周術期のカムレリズマブ+リボセラニブと手術単独との比較(CARES-009):ランダム化第2/3相試験。

原題
Perioperative camrelizumab plus rivoceranib versus surgery alone in patients with resectable hepatocellular carcinoma at intermediate or high risk of recurrence (CARES-009): a randomised phase 2/3 trial.
背景:外科的切除は早期肝細胞癌に対して治癒的であるが、再発は一般的なままである。CARES 009では、周術期のカムレリズマブとリボセラニブの併用が、切除可能な中/高リスクのHCCにおける再発リスクを低下させるかどうかが評価された。

方法:中国の16の病院における多施設非盲検無作為化第2/3相試験;294人の患者(CNLC Ib IIIa)を周術期治療(2つの術前補助療法サイクル、手術、その後補助療法)対手術単独に1:1で無作為に割り付けた。一次エンドポイントは治験責任医師が評価したイベントフリー生存率(intent-to-treat)であった。

結果:中央値21.3か月の追跡で,中央値EFSは42.1か月対19.4か月であった(HR 0.59, 95%CI 0〜41-0,p=0.004)。グレード3以上の治療関連有害事象は周術期治療群の38%(手術単独群では0%)に発生し,2例の治療関連死はネオアジュバント療法中に発生した。

結論:周術期のカムレリズマブとリボセラニブの併用は、手術単独と比較してEFSを有意に改善したが、重篤な毒性を増加させた。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01720-9
PMID: 41125112

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