原題
Durvalumab in combination with BCG for BCG-naive, high-risk, non-muscle-invasive bladder cancer (POTOMAC): final analysis of a randomised, open-label, phase 3 trial.
背景:BCG接種歴のない高リスクNMIBC患者は,しばしばTURBTおよびBCG接種後に再発する;この試験は1年間のdurvalumabの追加が転帰を改善するかを試験した。
方法:durvalumab+BCG導入+維持療法群,durvalumab+BCG導入群,BCG導入+維持療法群に1:1:1の割合で割り付けた1018例を対象とした無作為化非盲検第3相試験。一次エンドポイントは治験担当医師が評価した無病生存期間;追跡期間中央値60.7か月であった。
結果:DFSは67/339例vs 98/340例で,durvalumab+BCG接種による維持療法はリスクを32%低下させた(ハザード比0.68, 95%信頼区間50-0~93,p=0.015)。Grade 3-4の有害事象は21%vs 4%で,治療関連死はなかった。
1年間のdurvalumab療法はDFSを有意に改善し,新たな治療法となる可能性がある。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01897-5
PMID: 41115436
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