進行尿路上皮がんに対する一次治療として、プラチナ製剤をベースとした化学療法を3サイクル対6サイクル実施した後にアベルマブ維持療法を実施:第II相DISCUS試験。

原題
Three versus six cycles of platinum-based chemotherapy followed by avelumab maintenance as first-line treatment for advanced urothelial cancer: the phase II DISCUS trial.
背景:6サイクルの白金化学療法とそれに続くアベルマブは転移性尿路上皮癌に使用され、より短い化学療法は生活の質(QoL)を改善する可能性がある。

方法:3サイクルと6サイクルを比較し、その後アベルマブを維持療法するランダム化第II相試験(N=267)。主要評価項目:第6サイクルまでの全般的健康QoLの変化及び全生存期間、副次評価項目:PFS。

結果:平均QoL変化0(3C)対-8.5(6C);差+8.5ポイントは3Cを支持した(p=0.016)。PRO改善率は41%対24%。OS中央値は両群で18.9ヵ月(HR 1.15、p=0.56)、PFS 8.0ヵ月対9.0ヵ月。

結論:アベルマブ投与前の3サイクルは、中間生存期間を悪化させることなくQoLを改善し、化学療法期間の短縮を支持した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.10.011
PMID: 41110700

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