原題
Rucaparib maintenance for newly diagnosed advanced ovarian cancer: interim overall survival, progression-free survival, and safety at 5 years of follow-up from the phase III ATHENA-MONO/GOG-3020/ENGOT-ov45.
背景:ATHENA-MONO第III相ランダム化試験では、進行卵巣癌に対するルカパリブによる一次維持療法を評価した。
方法:患者は経口ルカパリブまたはプラセボに4:1で無作為に割り付けられ、HRD(BRCA/LOH)、残存疾患および手術によって層別化された。主要評価項目はHRDおよびITT集団におけるPFSとし、OSおよび安全性は副次評価項目とした。
結果:追跡期間中央値は約59ヵ月であった。ルカパリブはPFSを改善した:HRD 31.4対12.0ヵ月(HR 0.52);ITT 20.2対9.2ヵ月(HR 0.53)。中間OSは未熟であった(ITT HR 0.83)。TFSTおよびPFS2はより長く、34.6%対17.3%が24ヵ月を完了し、40%が試験を継続している。安全性は一貫している。
結論:ルカパリブは、HRDに関係なく、許容可能な安全性で、重要で耐久性のある第一選択のメンテナンスの利点を提供する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.10.007
PMID: 41115469
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