原題
Analysis of the Radiosensitivity Index (RSI) in Paired Pre- and Post-Neoadjuvant Therapy Triple-Negative Breast Cancer.
背景:RSIは腫ようの放射線感受性を予測する10遺伝子の発現バイオマーカーであるが、術前補助全身療法(NAST)で治療したトリプルネガティブ乳癌(TNBC)におけるその効果は不明である。
方法:治療前の生検(n=197)および対になったNAST後の残差(n=58)からのRNAをRSIについてアッセイし、間質TILをスコア化し、CIBERSORTxを免疫デコンボリューションに用いた。
結果:治療前のRSIは、腫瘍を免疫濃縮(RSI-iE)群と免疫枯渇(RSI-iD)群に分離し、sTILおよびpCR、ならびに複数の免疫細胞サブセットと相関していた。pCRを達成しなかったRSI-iE腫瘍では、NAST後にRSIが減少し、sTILおよびナイーブB細胞も減少した。
結論:治療前のRSIは免疫組織を反映し、NAST反応を予測する;残存疾患における免疫濃縮の喪失は、予測される放射線感受性の低下と関連する。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.09.038
PMID: 41015093
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