手術中の低血圧の積極的治療と反応的治療:PRETREAT無作為化臨床試験。

原題
Proactive vs Reactive Treatment of Hypotension During Surgery: The PRETREAT Randomized Clinical Trial.
背景:術中低血圧は術後転帰の悪化と関連しているが、それを積極的に予防することが回復を改善するかどうかは不明である。

方法:オランダの2つの三次センター(2021年6月、2024年2月)で、選択的非心臓手術を受ける成人を登録した無作為化試験。患者(n=3,247)は、低血圧リスクによる予防的平均動脈圧(MAP)目標値(70 mm Hg以上の低値、80 mm Hg以上の中等度、90 mm Hg以上の高値)または通常ケア(MAP<65を回避)に割り付けられた。主要アウトカムは6ヵ月後の機能障害(WHODAS 2.0)であった。試験は無益であったため早期に中止された。 結果:6ヶ月平均WHODAS:17.7対18.2(平均差-0.5;95%CI-1.9~0.9)。23の二次アウトカムに差はなかった。 結論:リスク層別化術中MAP目標は6か月の機能障害を減少させなかった。 Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4) DOI: 10.1001/jama.2025.18007
PMID: 41076587

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