原題
Investigation of DNA damage response genes validates the role of DNA repair in pediatric cancer risk and identifies SMARCAL1 as novel osteosarcoma predisposition gene.
背景:癌を有する小児の5-18%は病原性生殖細胞変異体を有し、しばしば体細胞変異したDDR遺伝子は、素因候補として系統的に評価されなかった。
方法:189のDDR遺伝子を5,993の小児症例と14,477の成人対照でスクリーニングした。段階的なアノテーションパイプラインおよび回帰分析により、濃縮された遺伝子が同定され、3つのコホートにわたる1,497の追加症例で所見が検証された。
結果:既知のDDR関連は、複数の小児腫瘍にわたって確認された。4つの新規遺伝子腫瘍関連が明らかになり、特に骨肉腫に関連するDDR遺伝子(6/230、2.6%、FDR=0.0189)は3つのコホートで複製され、4つの腫瘍のうち3つは野生型対立遺伝子の欠失を示した。
結論:生殖細胞系DDR変異は小児がんリスクを形成し、骨肉腫素因遺伝子と臨床的意義を関連付ける。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-01114
PMID: 41066719
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