小児がん生存者における弁膜症の危険因子。

原題
Risk Factors for Valvulopathy Among Childhood Cancer Survivors.
背景:小児癌の生存率は改善しており、長期の心臓弁膜症(VHD)リスクを定義する必要性が生じている。

方法:PanCareSurFup/ProCardio(欧州7カ国;診断1940-2009)におけるネステッドケースコントロール。1:2で一致した225の症候性VHD症例の中で、ボクセルベースの全身線量測定と累積化学療法線量を再構成した。

結果:平均心臓RT 5-<15 GyはVHDリスクを増加させ(OR 4.7)、30 Gy以上は非常に高いリスクを示し(OR 104.1)、治療からの時間とともに上昇した。アントラサイクリン≧400 mg/m2は指数関数的リスクを示した(OR 3.8)。プラチナ製剤への曝露は直線的な関連を示した。ほとんどのVHDは診断後20年以上経過してから発生した。 結論:心臓RT、高用量アントラサイクリン、およびプラチナ製剤は、独立して長期VHDリスクを上昇させ、長期の心臓サーベイランスを支持する。 Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3) DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.3863
PMID: 41066131

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