結腸癌における治癒の定義:15件のランダム化臨床試験のプール解析。

原題
The Definition of Cure in Colon Cancer: A Pooled Analysis of 15 Randomized Clinical Trials.
背景:従来のエンドポイントは死亡と二次原発腫ようをイベントとみなし,長期予後を複雑にするため,ステージII-III結腸癌の治癒の定義は不明である。

方法:15の第3相アジュバント試験(ACCENT, IDEA),アジュバント化学療法を受けたn=35,213ステージII-III患者からのプールした個々のデータ。Kaplan-Meier法および競合リスク法(Aalen Johansen)を用いてCC再発までの時間を解析し、Coxモデルにより予後との関連を評価した。

結果:再発は6-12か月で6.4%にピークに達し、6年後には0.5%未満に低下した;10年後の後期上昇はMOSAICでのみ生じた。競合するイベントは、特に高齢患者において明らかな再発を増大させた;女性の方が再発が少なかった(HR 0.58)。

結論:6年後の再発リスクが0.5%未満であることは、フォローアップおよびカウンセリングの指針となる実用的な治癒の定義を支持する。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.3760
PMID: 41037274

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