高齢者における個別化された癌予防のための低用量アスピリン:ASPREE無作為化臨床試験の二次解析。

原題
Low-Dose Aspirin for Individualized Cancer Prevention in Older Adults: A Secondary Analysis of the ASPREE Randomized Clinical Trial.
背景:低用量アスピリン(LDA)が高齢者の癌を予防するかどうかは不明である;受益者を同定することは重要である。

方法:LDA 100 mg/日またはプラセボに無作為に割り付けられたASPREE RCT(n=9,350;年齢中央値73.7)の二次解析。CHIPは標的配列決定によりアッセイされ、個別化された治療効果の予測モデルが開発され、参加者を治療に有利または不利に分類するために内部的に検証された。

結果:有益性の予測因子には、高齢、非喫煙者、CHIP VAF≧10%(最も強い)、癌の家族歴、および低いBMIが含まれた。個別化された割り付けは、すべてを治療した場合と比較して、5年絶対癌リスク低下を2.3%改善した。LDA HRは良好群で0.85(95%CI 0.72-1.00)、不良群で1.14(0.95-1.38);不均一性P=0.02。

結論:かなりの不均一性が存在し、CHIPは有益性を強く予測する。さらなる研究が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.3593
PMID: 40996732

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