進行陰茎癌患者に対するペムブロリズマブとプラチナ製剤をベースとした化学療法:非ランダム化HERCULES(LACOG 0218)臨床試験。

原題
Pembrolizumab Plus Platinum-Based Chemotherapy for Patients With Advanced Penile Cancer: The Nonrandomized HERCULES (LACOG 0218) Clinical Trial.
背景:進行した陰茎扁平上皮癌は生存率が低く、新しい有効な治療法がないため、満たされていないニーズが生じている。

方法:HERCULES(第2相単群)では、切除不能な転移性、再発または局所進行PSCC患者を登録し、2020年8月から2022年12月まで、フルオロウラシル+シスプラチンまたはカルボプラチンとペムブロリズマブq3w(6サイクルの化学療法とその後のペムブロリズマブ維持療法)を投与した。主要評価項目:RECIST 1.1に基づくORR、24ヵ月の追跡調査。

結果:37例(評価可能33例)が登録された。ORR 39.4%(95%CI 22.9~9-57)。PFS中央値5.4ヵ月、OS 9.6ヵ月。全グレードのAE 91.9%、グレード3-4 51.4%、免疫関連の全グレード21.6%、グレード3-4 5.4%、治療関連死なし。

結論:Pembrolizumab+プラチナ製剤による化学療法は進行PSCCに対して管理可能な毒性で活性を示した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.3266
PMID: 40965911

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