がんにおける全生存期間の予後指標としての患者報告アウトカム:系統的レビューおよびメタアナリシス。

原題
Patient-Reported Outcomes as Prognostic Indicators for Overall Survival in Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis.
背景:患者報告アウトカム(PRO)は症状、機能、および生活の質を捉える;癌における生存に対する特定のPROドメインの予後的価値は系統的に定量化されていない。

方法:ベースライン時のPR O、OSアウトカム、および多変量調整を有する成人がん患者を含むRCT(2000年1月~2024年6月)の系統的レビューおよびメタ解析。69件のRCT(患者44,030人)が特定され、31件のRCTがEORTC QLQおよびランダム効果プーリングを用いてメタ解析された。

結果:全般的な健康/QoLの改善はOSの改善を予測した(HR 0.99、95%CI 0.98-0.99)。身体機能(HR 0.94)および役割機能(HR 0.96)が高いほど生存が良好であった。症状の悪化は死亡率の上昇を予測した(悪心/嘔吐HR 1.12、疲労HR 1.05、疼痛HR 1.07、全体的な症状の重症度HR 1.03)。公表バイアスなし。

結論:ベースラインのPR Oは独立して生存を予測し、臨床的意思決定およびリスク層別化におけるそれらの使用を支持する。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.3153
PMID: 40932728

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