原題
Prospective Evaluation of Patient Priorities in HPV-Driven Oropharyngeal Cancer Using the Chicago Priorities Scale: Considerations for Future Clinical Trial Design.
背景:本研究では、治癒目的(化学)放射線療法([C]RT)の前と12か月後のHPV関連中咽頭癌患者における治療結果の優先順位を評価した。
方法:99人の患者が修正されたシカゴ優先順位尺度に記入し、[C]RT前にMDASI-HN項目を選択し、12ヶ月後に91項目を選択した;解析には記述統計、マクネマー検定、および線形モデルを用いた。
結果:最優先事項は安定していた:治癒(93%→91%)、生存(69%→66%)、嚥下(56%→56%)、エネルギー(51%→48%)、疼痛(51%→48%)。12ヶ月後の治癒率は72%と最も高かった。より多くの生存者が感覚(26%→44%、p=0.002)と湿った口(19%→39%、p=0.003)を優先した。症状スコアは優先群によって差がなかった。
結論:優先順位は[C]RT後も安定しており、嚥下が最優先事項であるのは12ヵ月時点で約56%のみであり、患者の優先順位をデエスカレーション戦略の指針とすべきである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.08.053
PMID: 40914539
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