原題
Paclitaxel-coated versus uncoated devices for infrainguinal endovascular revascularisation in patients with intermittent claudication (SWEDEPAD 2): a multicentre, participant-masked, registry-based, randomised controlled trial.
背景:パクリタキセル被覆デバイスは下肢血行再建術後の再狭窄を減少させるが、間欠性跛行における患者中心の転帰への影響は不明である。
方法:スウェーデンの22施設で実施された実用的なRCTであるSWEDEPAD 2では、Rutherford 1-3の鼠径下部疾患を有する成人を、パクリタキセル被覆または非被覆デバイスに無作為に割り付けた。主要アウトカムは1年目のVascuQoL 6であった。1155人が登録され、1136人が解析された。
結果:1年後のVascuQoL 6に差はなかった(平均差-0.02、95%CI-0.66-0.62;p=0.96)。中央値で7.1年の全死亡率は同程度であったが(HR 1.18、p=0.16)、5年死亡率はパクリタキセル群の方が高かった(HR 1.47、p=0.010)。
結論:パクリタキセル被覆デバイスはQoLを改善せず、5年死亡率の上昇と関連しており、ルーチンの使用は支持されていない。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01584-3
PMID: 40902614
コメント