下肢を脅かす慢性虚血における鼠径下血管内血行再建術のためのパクリタキセル被覆デバイスと非被覆デバイス(SWEDEPAD 1):多施設共同、参加者をマスクした、登録ベースのランダム化比較試験。

原題
Paclitaxel-coated versus uncoated devices for infrainguinal endovascular revascularisation in chronic limb-threatening ischaemia (SWEDEPAD 1): a multicentre, participant-masked, registry-based, randomised controlled trial.
背景:パクリタキセル被覆バルーンおよびステントは末梢介入に使用されるが、慢性四肢を脅かす虚血における切断リスクに対するそれらの効果は不明である。

方法:SWEDEPAD 1は、22施設で実施された実用的な全国規模の登録ベースのRCTであり、ガイドワイヤーを交差させた後にラザフォード4-6型疾患を発症した成人を、パクリタキセルコーティングまたは非コーティングの鼠径下デバイスに無作為に割り付けた。主要評価項目は同側の足関節上大切断術、解析はintention-to-treat(n=2355)であった。

結果:年齢中央値77歳、追跡期間中央値2.67年;大切断術(HR 1.05、95%CI 0.87-1.27;p=0.61)または総死亡(HR 1.04、95%CI 0.92-1.17;p=0.54)に有意差はなかった。

結論:パクリタキセル被覆デバイスは同側の大切断を減少させなかった。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01585-5
PMID: 40902617

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