原題
A-BRAVE trial: a Phase 3 randomized trial with anti-PD-L1 avelumab in high-risk triple-negative early breast cancer patients.
背景:A-BRAVE試験では、高リスクの早期トリプルネガティブ乳癌(TNBC)に対する補助療法として、抗PD-L 1薬であるアベルマブが評価された。
方法:この第III相試験では、術後化学療法を受けた患者を、アベルマブを1年間投与する群と観察する群に無作為に割り付けた。高リスクは特定の病理学的基準によって定義され、主要評価項目は無病生存期間(DFS)および全生存期間(OS)であった。
結果:466人の患者において、アベルマブはDFSの有意な改善を示さなかったが(HR 0.81、p=0.172)、OSの改善を示唆した(HR 0.66)。
結論:アベルマブは高リスクTNBC患者のDFSを改善しなかったが、OSには好ましい影響を及ぼす可能性がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.08.005
PMID: 40885530
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