原題
MUlticentre REtrospective comparison of definitive EBRT with or without HDR BRAchytherapy boost in patients with locally-advanced prostate cancer and regional lymph NOde metastases (MUREBRANO) – A propensity score matched analysis.
背景:臨床的にリンパ節転移陽性の前立腺ガン(PCa)患者は高い再発リスクに直面している。小線源治療(BT)は進行した限局性症例において有望であることが示されているが、骨盤リンパ節転移への影響は不明である。
方法:この後ろ向き研究では、外照射療法(EBRT)およびアンドロゲン除去療法(ADT)で治療されたPCa患者360人のデータを解析した。主要評価項目は無転移生存期間(MFS)とし、生存解析手法を用いて評価した。
結果:全体的なMFSの差は群間で認められなかった。しかし、BTブーストを受けたISUP 4-5疾患の患者では、MFSが有意に良好であった。BTブーストは晩期消化管毒性の低下とも相関していた。
結論:BTブーストは高リスクISUP患者のMFSを改善し、GI毒性を低下させ、さらなるプロスペクティブ研究の必要性を強調した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111112
PMID: 40882818
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