原題
Survival After Fertility-Preserving Hormonal Therapy vs Hysterectomy for Early-Stage Endometrial Cancer.
背景:若い女性における早期子宮内膜癌の発生率の上昇に伴い、妊孕性温存のためのプロゲステロンをベースとした治療への関心が高まっている。
方法:このコホート研究では、2004~2020年に臨床病期I期の子宮内膜癌を発症した18~49歳の女性の国立癌データベースデータを解析し、傾向スコアマッチングを用いて妊孕性温存ホルモン療法と子宮摘出術の結果を比較した。
結果:15,849人の女性のうち、ホルモン療法の使用は5.2%から13.8%に増加した。5年生存率は子宮摘出術で98.5%、ホルモン療法で96.8%であり、若年患者では生存率に差は認められなかった。
結論:妊孕性温存ホルモン療法の利用は増加しているが、子宮摘出術と比較して全生存期間が短く、特に40〜49歳の女性で顕著であった。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.2761
PMID: 40875243
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