原題
Predicting Chronic Kidney Disease After Cisplatin Treatment Using Population-Level Data.
背景:一般的な癌治療であるシスプラチンは、慢性腎疾患(CKD)を引き起こす可能性があるが、その発生率と予測はよく理解されていない。
方法:この集団ベースの予後研究では、治療前CKDのない患者におけるシスプラチン投与後のCKD発症率を評価し、レトロスペクティブコホートから予測モデルを開発し、オンタリオ州と米国の別々のコホートで検証した。
結果:患者9010名のうち、13.6%がCKDを発症し、平均eGFRは8.1 mL/分/1.73 m²低下した。治療前eGFRを用いたスプラインベースの回帰モデルは、治療後のCKDを適切な精度で効果的に予測した。
結論:治療前のeGFRに基づく直接的なモデルは、CKDリスクを予測するのに役立ち、臨床的意思決定に役立つ。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.2590
PMID: 40839357
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