原題
Concurrent Radiation and Immunotherapy for Unresectable Hepatocellular Carcinoma With Extensive Portal Vein Tumor Thrombus.
背景:バルセロナクリニックの肝がんクラスC肝細胞癌(HCC)に対する標準治療は免疫療法であるが、門脈血栓症(PVT)患者の転帰は不良である。この研究では、進行したPVT患者における免疫療法に放射線療法(RT)を追加する利点を評価した。
方法:遡及的チャートレビューにより、RTと同時免疫治療で治療したPVTを有するHCC患者を同定した。生存率はカプラン・マイヤー解析およびコックス比例ハザードモデルを用いて評価した。
結果:62人の患者のうち、全無増悪生存期間(PFS)の中央値は3.70か月、全生存期間(OS)は7.7か月であった。CTP A患者はより良い結果を示した。
結論:免疫療法にRTを追加すると、進行したPVT HCC患者、特にCTP A肝機能を有する患者の生存率が向上する可能性があり、さらなる前向き研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101856
PMID: 40837214
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