原題
Prospective Phase II Trial of Definitive Chemoradiation and Concurrent Nivolumab in Locally Advanced p16+ Oropharynx Cancer.
背景:この第II相試験は、化学放射線療法にニボルマブを追加することが高リスクのp16+中咽頭扁平上皮癌(OPSCC)における無増悪生存期間(PFS)を改善するかどうかを評価することを目的とした。
方法:未治療の局所進行p16+OPSCC患者には、化学放射線療法および補助療法としてニボルマブとともにニボルマブを投与した。主要評価項目は、過去の対照と比較した2年PFSであった。
結果:26人の患者のうち、推定2年PFSは65%であったが、84%は無遠隔転移生存を達成した。しかし、69%は毒性のためにニボルマブを完了せず、多くは重度の嚥下障害を経験した。画像マーカーは生存率の低下と有意に関連していた。
結論:ニボルマブはPFSを延長せず、かなりの毒性を引き起こしたことから、高リスクのOPSCC管理における代替戦略の必要性が示唆された。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101832
PMID: 40837213
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