原題
Arsenic Trioxide and All-Trans Retinoic Acid Combination Therapy for the Treatment of High-Risk Acute Promyelocytic Leukemia: Results From the APOLLO Trial.
背景:第III相APOLLO試験では、高リスクの急性前骨髄球性白血病(APL)に対して、三酸化ヒ素(ATO)とオールトランスレチノイン酸(ATRA)+低用量イダルビシン(ATRA-ATO)の併用と、標準的なATRA+アントラサイクリン化学療法(ATRA-CHT)を調査した。
方法:成人患者は、ATRA-ATO(ATOとATRAに続いてイダルビシン)またはATRA-CHT(ATRAとイダルビシン)のいずれかを受け、主要エンドポイントは2年でのイベントフリー生存率(EFS)であった。
結果:試験には133人の患者が含まれ、ATRA-ATOは88%の2年EFSを達成したのに対し、ATRA-CHTでは71%であり、再発および重篤な有害事象が少なかった。
結論:APOLLO試験は、新たに診断された高リスクAPL患者に対する有効な治療法としてATOおよびATRAを支持している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00535
PMID: 40825164
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