進行肝細胞癌に対する全身療法における生活の質と生存の統合:ネットワークメタ解析。

原題
Integrating Quality of Life and Survival in Systemic Therapy for Advanced Hepatocellular Carcinoma: A Network Meta-Analysis.
背景:切除不能または進行性肝細胞癌(HCC)治療には、種々の免疫療法の組合せおよびチロシンキナーゼ阻害剤が含まれ、全生存および健康関連の生活の質(HR-QoL)が主要な結果である。

方法:チロシンキナーゼ阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬を比較した第3相試験について、系統的レビューおよびベイジアンネットワークメタ解析を実施し、有効な質問票を用いてHR-QoLを評価した。

結果:6,425人の患者を含む9つの試験からの7つのHR-QoL項目を分析した。アテゾリズマブとベバシズマブの併用は、複数のHR-QoL領域にわたってQoLを維持し、悪化を遅らせる可能性が最も高いことを示した。

結論:アテゾリズマブ+ベバシズマブは、切除不能または進行HCCの治療において患者中心のアウトカムを強化し、全生存期間とHR-QoLのバランスをとるための最適な選択肢である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.2470
PMID: 40810932

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