脳転移に対する定位放射線手術の用量反応モデリング:SAFER研究(IRAS 276567)からの予備的プロスペクティブデータ。

原題
Dose-response modelling of stereotactic radiosurgery for brain metastases: Preliminary prospective data from the SAFER study (IRAS 276567).
背景:脳転移(BM)の発生率は上昇しているが、定位放射線手術(SRS)の用量反応関係を明らかにした研究はほとんどない。本研究は、SAFER観察研究から得られた初期の用量反応データを提供する。

方法:この研究には、9か月間追跡した91人の初回SRS患者が含まれた。局所制御(LC)率はカプラン・マイヤー法で計算し、処方線量はロジスティック回帰を用いた解析のために生物学的有効線量(BED)に変換した。

結果:9ヶ月目のLC率は92.01%であり、BEDとLCの間に有意な相関があった(オッズ比1.145、p=0.0132)。

結論:9か月で>90%LCには45 GyのLQCモデルBEDが必要であり、1回照射治療で>20 GyのSRS線量を示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111067
PMID: 40812484

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