グレード1の間質性肺疾患/肺臓炎から回復した後のトラスツズマブデルクステカン再治療の統合解析。

原題
Pooled analysis of trastuzumab deruxtecan retreatment after recovery from grade 1 interstitial lung disease/pneumonitis.
背景:トラスツズマブデルクステカン(T-DXd)は固形腫瘍に対する抗体-薬物結合体であるが、間質性肺疾患/肺炎(ILD)と関連しており、グレード1のILDの治療中断を必要とする。

方法:このプール解析には、T-DXdで治療されたHER 2陽性および変異腫瘍患者を対象とした9件の試験のデータが含まれていた。ILDイベントを評価し、回復したグレード1のILD患者は再治療を検討した。

結果:2145人の患者のうち、9%がグレード1のILDを経験し、23.3%がその後再治療された。再治療された患者の33.3%でILDが再発したが、ほとんどの再発イベントは管理可能であった。

結論:グレード1のILD回復後のT-DXd再治療は実行可能であり、治療成績を向上させる可能性がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.07.015
PMID: 40769277
Open Access

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