黄色ブドウ球菌菌血症の治療のためのダルババンシン:DOTS無作為化臨床試験。

原題
Dalbavancin for Treatment of Staphylococcus aureus Bacteremia: The DOTS Randomized Clinical Trial.
背景:ダルババンシンは、複雑な黄色ブドウ球菌菌血症に潜在的に有効な長時間作用型静脈内リポグリコペプチドであり、長期の静脈内アクセスを必要とせずに治療を提供する。

方法:この非盲検無作為化臨床試験では、血液培養が陰性であった成人入院患者200人を対象とし、ダルババンシン(2回投与)と標準治療を70日間にわたって比較した。

結果:アウトカムランキングの望ましさは、症例の47.7%でダルババンシンを支持した。臨床的有効性は同程度であり、73%(ダルババンシン)対72%(標準治療)であり、非劣性を満たした。重篤な有害事象はダルババンシン群の40%に発生したのに対し、標準群では34%に発生した。

結論:Dalbavancinは標準治療より優れてはいなかったが,特定の患者集団に対する臨床設定では依然として有用である可能性がある。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2025.12543
PMID: 40802264

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