局所再発頭頸部および脳悪性腫瘍に対する立位画像ガイド下陽子線治療のプロスペクティブ臨床試験。

原題
Prospective clinical trial of upright image-guided proton therapy for locally recurrent head and neck and brain malignancies.
背景:本研究では、頭頚部および脳の再発性悪性腫ように対する新しいガントリレス画像誘導適応陽子線治療(IGAPT)システムの実行可能性、安全および効果を、直立した治療位置を利用して検討した。

方法:直立陽子線治療と通常の仰臥位強度変調放射線療法(IMRT)の線量測定結果を比較して、20人の成人患者で中間解析を行った。毒性は3ヵ月ごとにモニターした。

結果:ガントリレスPTはIMRTと比較して重要臓器への線量を有意に減少させた。3ヵ月後、患者の64.3%が完全奏効を達成した。ほとんどの毒性は軽度から中等度であり、20%がグレード3の作用を経験した。

結論:この初期評価は、ガントリレスIGAPTの安全と効果を実証し、進行癌治療へのアクセスを強化できることを示唆した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111097
PMID: 40803484

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