原題
Density and volume of cardiac calcifications detected on planning CT predicts cardiotoxicity after hypo-fractionated whole breast Radiotherapy.
背景:心臓石灰化(CAC)は乳癌放射線療法後の心毒性を予測する可能性がある。本研究は、中等度の低分割照射で治療された患者におけるCACスコアと心イベントとの間の関連を調査し、CACと線量測定/臨床因子との間の相互作用を分析することを目的とした。
方法:3 DCRT全乳房照射(40 Gy/15fr)を受けた1,172人の患者のデータを分析した。平均心臓線量(MHD)とCACスコア(Agatsonスコア、CAC_volume、Max_HU)をロジスティック回帰を用いて心臓イベントとの関連について評価した。
結果:心臓イベントは29人の患者で発生した。CACスコアは有意な予測因子であったが(p<0.005)、MHDは1 Gy以上でのみ予測因子であった。
結論:CACスコアは心臓毒性の主要な予測因子であり、Max_HUは、特にCACスコアが高い左乳癌患者において、迅速なリスク評価の可能性を示している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111098
PMID: 40796017
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