根治的放射線療法を受けている高リスク前立腺ガンにおける治療後の腫瘍の見かけの拡散係数の予測有用性:長期転帰分析。

原題
Predictive utility of Post-Treatment tumor apparent diffusion coefficient in High-Risk prostate cancer undergoing definitive Radiotherapy: A Long-Term outcome analysis.
背景:本研究では、放射線療法(RT)とアンドロゲン除去療法(ADT)を受けている高リスク前立腺(PCa)患者における拡散強調MRI検査からの治療後の見かけの拡散係数(ADC)の予後的意義を検討した。

方法:2012年から2023年までに治療を受けた高リスクPCa患者186人を対象としたレトロスペクティブ解析では、全員が病期分類およびフォローアップのためにDW-MRIを受けており、無増悪生存期間(PFS)および前立腺がん特異的生存期間(PCSS)を評価することを目的とした。

結果:治療後のMRIでは、患者の94%でADCの増加が示され、治療後のADCの低下はアウトカムの悪化と相関していた。追跡期間中央値10.7年の時点で、ADC高値はPFSおよびPCSSの改善と関連していた。

結論:治療後のADCは、高リスクPCaの長期アウトカムを予測するための貴重な非侵襲的バイオマーカーとして役立ち、個別化された治療戦略に役立つ。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111090
PMID: 40789426

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