原題
Elevated MS4A12 expression is indicative of resistance to concurrent chemoradiotherapy and inferior survival in patients with rectal cancer.
背景:局所進行直腸がんに対する術前補助同時化学放射線療法(CCRT)は腫瘍のダウンステージを達成するが、反応は様々である。本研究では、治療効果を予測し、戦略を導くための分子層別化を検討する。
方法:公的な直腸がんトランスクリプトームデータセットを用いて、シグナル変換に関連する遺伝子を解析した。343人の直腸癌患者のコホートにおいて、MS4A12発現とその臨床病理学的特徴との相関を統計解析により評価した。
結果:MS4A12の発現はCC RT抵抗性癌で上昇しており、進行した腫瘍ステージおよびリンパ節転移と関連していた。MS4A12高値は生存転帰不良と相関していた。
結論:MS4A12は、ネオアジュバントCCRT反応性の予測および予後バイオマーカーとして役立つ可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02709-5
PMID: 40783709
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